また死にかかったシガちゃん

昨日シガちゃんに事故がありました。

水入れの中で水浸しになっていたのです。

どのくらいその状態だったのかはわかりませんけど

その一瞬わたくしは「アッ大変!!」と言う思いとともに

後悔の念が心を走りました。

 

シガちゃんの体調の変化ともにわたくしは彼の環境を変えてきました。

 

ドーム型の鳥かごだっただったのを巣に戻るのが難しくなったと

見計らったころ巣を低いところに取り付け止まり木なども低くして

餌の場所も鳥かごに取り付けるようになっていた場所から

低い場所へと変えました。

それでもあまり動けなくなってきて鳥かご自体を

小さいものに取り換えたりもしました。

 

それでもだんだんとシガちゃんは弱っていき

さえずることもなくなり、巣やエサ入れ水入れなどを 

床においてやりました。

 

それでもエサ入れ水入れの容器の高さが

はいつくばって暮らしているシガちゃんには高すぎて使えなくなり

うちの中にあるもので何かないかと探しました。

 

それで瓶などのふたを餌と水入れにしたのです。

 

もっと弱ってきたシガちゃんはあまり動きません。

飛ぶ心配もなくなったシガちゃんに小さい箱を用意しました。

鳥かごと違って箱だと世話するのも楽ですし、

様子を見てすぐ何かすることができます。

 

そういう思いで環境を変えてきたのですけど

その思いがいたらなかったのか

水の中でおぼれてしまうという事故が起きてしまったのです。

後悔しました。すっごく。

良かれと思って知った事ですからね。

でもそんなことを思っている場合ではありません。

乾かしてあげなくては。

幸いにも器は浅いですからすっかりその中に入っていても

水の高さはシガちゃんを覆うほどではありませんでした。

幸いです。早く乾かしてあげなくては。

でも小さな体です。

 ふきふきするのも気になるくらいです。

 

死んでしまうかもしれない体を乾かしてあげなくってはと

両手で抱えて暖かい息をハ~ハ~とかけてあげました。

 

過去にプッと膨らんで動かなくなった時に体を両手で温めて

元気を取り戻したことが2回ありました。

 

今回はこうやって温めてもだめかもしれないとの思いはありました。

前の時と違って「弱っている」ではなく事故です。

全身濡れてしまっていて本当に小さくなってしまっているのです。

ずっと暖かい息を吹きかけていて体も次第に乾いてきました。

その後もしばらくわたくしの両手の中にいたのですけど

少しずつ動き出しましたので箱の中に戻しまし

 

こういうことで小さい箱の中で暮らしていたシガちゃんなのですけど

そのわたくしの判断が甘かったのか事故が起きてしまったのです。

 

一瞬「大変」と「シガちゃんの死」という思いが頭を駆け抜けました。

 

おお急ぎでタオルにくるみ水気を取る作業をしましたが

シガちゃんは親指くらいの大きさですから小さくてた。

 

そしたら元気にえさをついばんでいます。

うわ!!シガちゃんどうしたの!!

またちゃんと生き返ってくれた。

 

前の2回は寿命を思わせるような弱り方でした。

この子は長寿なんですね。

もういつ寿命が尽きてもおかしくない年齢なんです。

でも今回は水におぼれていましたから

とても助からとは思えなかったのです。

 

シガちゃんの体調を見ながら環境を整えていたはずでしたけど

こういう事故を考えてもいなかったことをとても後悔しました。

 

必死で温めながらただただシガちゃんのことを考えていました。

 

そのシガちゃんですけど、今では少し前よりはむしろ元気になり

さえずっています。

相変わらず首と左足は曲がったままですけど

餌もたくさん食べています。

 

動けるようになって小さい箱ではかわいそうなくらいで

箱を大きなものに取り換えました。

 

これまでも多くの小鳥を飼ってきましたけど

こんな子は初めてです。

 

何回でもよみがえってくれるというか

驚きというか信じられないほどです。

 

ペットDrにも見放されてひたすら介護していましたけど

シガちゃんのタフさには驚かされます。

 

長いことさえずりを聞いていませんでしたけど

今日はずっとシガちゃんの声が聞こえています。

何か月ぶりでしょう。すごいです。ありがとう。