「またね」ではなく「安全にね」

この表題の意味お判りでしょうか。

今この時アメリカ国民のだれもが、いえ違いますね、

多くの人がですね、怒りを感じていることの人種差別のことで

ある黒人少年がお友達と別れるときに、我々は普通「またね」

と言って別れますけど、黒人の人たちは無事に家へ帰れますように

と願い「安全にね」と言って別れるそうなんです。

もうご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、

この少年が小さい時から母親から言われて守り続けてきた

ルールのことを知り、驚きました。

我々が普通生活していて何も気にしていないようなことを

彼らは身を守るために暗黙の内に心にとめ気を付けて

暮らしているというのです。

そのルールをここに自分の記憶のためにも記したいと思います。

・手をポケットに入れてはいけない

・パーカーのフードをかぶってはいけない

・シャツを着ないまま外に出てはいけない

・一緒にいる相手がどんな人か確認、それが路上で会った人でも

・遅い時間まで外で出歩いてはいけない

・買わないものを触らない

・たとえガム一つであってもレシートかレジ袋なしでは

 店を出てはならない

・誰かと言い争いをしているように見せてはならない

・身分証なしに外に出てはならない

・タンクトップを着て運転してはならない

・デューラグ(頭に巻く布)を付けたまま運転してはならない

・タンクトップまたはデューラグ蒔いて出かけてはいけない

・大きな音楽をかけて車に乗ってはならない

・白人の女性をじっと見てはならない

・警察に職務質問されたら協力的な態度で反論してはいけない

・警察に車を止められたらダッシュボードに手をついて

 運転免許証と登録証を出してもいいかを尋ねること

 

なんということでしょうね、このルールをこの少年はずっと母から

言い聞かされていて11歳の時にはもう覚えてしまっていた

とのことなんです。

そして今回の事件で今、この時に声を上げなければと思い立ち

TikTokとかいうのに投降したそうです。

わたくしはそれを知りませんので

ダイレクトに見たわけではありませんけど

記事を読んで知り、黒人の人たちはこんなにも気を付けながら

暮さなければならない社会の中にいるんだと知ることができました。

連日続くでもは警察の暴力に苦しめられてきた黒人の人たちの

怒りの大きさを物語っています。

別のニュースでミネソタのミネアポリス市では警官の首圧迫禁止へと

いうことになったとか書いてありました。

 

わたくしはこのデモの平和的抗議へは賛同いたします。

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コメント: 2
  • #1

    リボン (日曜日, 07 6月 2020 14:20)

    このトピックは私には衝撃的でした。
    人種差別が今でもあることは知っていますけど
    黒人の人たちがこれほど気を付けて暮らしていたなんて
    信じられません。
    黒人の人たちが悪いことをしていることも
    よくニュースで見ていましたから悪い人も多いと思って
    いたりしました。
    でもなんか違っていた。

  • #2

    Midori (月曜日, 08 6月 2020 00:55)

    アメリカでは今日もデモは行われていました。
    わたくしはデモには参加することもなく
    ステイホームなんですけど
    ここで自分の気持ちを書くことが出来る事、
    そして人の意見を聞くことが出来ることを
    ありがたく思っています。
    コメントをありがとうございました。