ステイホームに感謝

この一年間のステイホームで自分自身の多くのことがわかりました。

毎日丁寧に生きていたつもりなんですけど

ずいぶんとズボラなこともあったことがわかります。

こういう機会が無かったらじっくりと自分を見直す機会もなく

一生を終えていくのかもしれません。

 

好きなことだけをしていたつもりなのですけど

他の人よりはゆっくりだったかもしれませんが

工房に毎日自由に行けるという状況が、いくら好きだとは言え

半分は「工房に出かける」ということが習慣化されてしまっていて、

もしかしたらほかにもっとやることがあったかもしれないのに

好きなことに時間をつぶしてしまっていました。

確かにそれはそれで幸せなことだったのです。

幸せだと思えるから習慣にもなってしまっていたのかもしれません。

そのことで大事なことを忘れていたことに気が付きました。

 

それは自分の食生活など幸せに生きていくための生活全般の見直しです。

何回も苦しい思いをして入院していたのは、

ずいぶんと気を付けて食べていたはずの食事に問題があったと思います。

好きだということで甘いものがなかなかやめることができないで

「甘いものは朝のうちに食べれば大丈夫とか

「夕食を野菜中心にすればいい」という

神話にすっかり惑わされてしまい、その洗脳がとけない日々を

何年も送ってきました。

 

去年からの夏ごろから少しづつ考えが変わってきたりして

食事のことをいろいろと考えるようになり、

家にいることでお料理をする機会が以前よりも多くなってしまいました。

そのおかげか少し太ったりしてコロナ太りという言葉が世にも出回り

わたくしもその一人だと思ったりしていました。

 

ところがが一時期太ったかのように思ったのですけど

同じ様に自炊の生活をしていて今では体重が減ってしまいました。

数日前のブログに書いた体重計を買った時に

余り体重の増減はないと書きました。

それはコロナ太りの前とその後と言う意味でした。

今ではそのコロナ太りする前の元の体重よりここ数日

少し減ってきているのです。

病気ではありません。体調も気持ちいいくらい元気です。

虚弱体質ですので何もないとは言いませんけどね。

 

見た目はほとんど変わらないのですけど多分体脂肪が減ってきたのだと思います。

ウエストも細くなりお洋服を着るのが楽になりました。

 

何より感謝に値するのが体調が良くなったということです。

食品の何が悪かったとか食品名を一つ一つ上げることは

個人差があると思いますので控えますけど

このブログを読んでいてくださった方や

わたくしの日々をご存知の方には多分わかると思います。

とはいえ何もかもが変わったわけではありません。

相変わらず好きなものは変わっていませんしね。

 

食事だけではなくほかにもいろいろと感謝することがあるのです。

自分が本当に何を好きでしたかったかがよくわかってきて

おかげで好きなお勉強や、好きな楽器演奏も日々の中で毎日

自分の心を潤してくれています。

 

両手のカープルトンネルの手術を受けた後は親指が思うように動かないというか、手首のグリップが利かないというか演奏することがイヤになっていました。

なぜキーボードにこだわっていたのだろう、なぜギターにこだわっていたのだろうということです。

これらの楽器はどうしても動きにくい親指をたくさん使います。

 

わたくしはずいぶん前ですけどサンフランシスコで行われた国際音楽祭というのに出てお琴を弾いたことがあります。

6名だったか7名だったかは忘れましたけどアンサンブルの演奏でした。(写真を見ればわかりますが)

お琴は日本にいた頃弾いていました。

その時はたんに駆り出されただけで、こちらでも2年ほどは借りて練習していましたよ。

でも自分のお琴がないということは続けるのがめんどくさくなるという一因でやめてしまいました。

お琴は大きな楽器で持ち運びも大変なことから今回のステイホームでは改めて弾くとか買うなどと考えませんでした。

日本では持っていましたけど送れませんからね。

また始めようとは思いませんでした。

 

そして自分のためには何が演奏できるのか調べだして

見つけた楽器があります。

その楽器は全くの初心者ですし、先生もいません。

だから今毎日自分で練習して楽しんでいるのです。

その楽器の事は今は内緒です。

曲もまだ1曲しかできていません。

作曲は得意ですからね。

 

感謝の事はまだいろいろありますけど

今はは少し離れていた編み物が楽しいということです。

今は細いレース糸でサマーショールを編んでいます。

サンフランシスコは夏でも寒い日が突然外出時に起きたりします。

これはお帽子のように一晩でできるということはなく

日々少しずつやっています。

 

自分のためにできる良いことに目覚めさせてくれたステイホームは

あとの残りのわたくしの人生をより良いものにしてくれたと

心から思います。

自分を見つめなおすには時間とその機会が必要だということが

よく分かった一年でした。

 

それだけではありません。

まだまだいいことがたくさん出てきました。

やはりこれも個人差がありますので詳細は省きますけど

人生が以前よりも増して豊かになった思いは否めません。

 

P.S:

体重がどのくらい減ったか、食べ物はどうしたかなど聞きたい方には

ブログではない所でお教えすることもできますよ?????

 

聞くとなーんだという事かもしれませんけどね。

と言うことは聞かないほうがいいのかも?????

 

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コメント: 4
  • #1

    みえこ (水曜日, 17 3月 2021 19:08)

    新しい楽しみ、自分に合ったお料理など元気で幸せにしていることが嬉しいです。
    東洋人をターゲットにした暴力が起きてるのが心配です。外出するときは本当に気を付けて下さい。
    私は県外の人と交流があったので23日まで自粛です。全然平気ですがね。

  • #2

    Midori (水曜日, 17 3月 2021 19:29)

    ありがとう。
    お互いに今は気をつけるしかないですね。
    アメリカはいつもいろんなブロブレムが起きてしまいます。
    そんな中でもサンフランシスコは比較的安全に暮らせていると思います。
    それでも気をつけたほうがいいと思って暮らすしかありませんね。
    今は週に1回くらいは工房へも出かけています。
    作品も少しずつはできていて結構気に入った作品ができていますよ。楽しみにしていてください。
    なんだか今作っている作品はあまり行くこともなかった
    去年頃から作風が決まってしまった様で、
    この流れはしばらく続きそうです。
    すっごく気に入った釉薬が見つかってとても嬉しいのです。

  • #3

    L (木曜日, 18 3月 2021 05:12)

    いつも考えさせられます。
    Midoriさんのブログはまるで哲学の授業を聞いている様です。
    ステイホームは単に退屈で鬱になる様な人も多くネガティブな事を言う人の方が多いのですけど、さすがにと思える話が聞けました。
    ありがとうございます。
    いつも読むととても勉強になります。

  • #4

    Midori (木曜日, 18 3月 2021 18:46)

    Lさん、カイかぶりですよ。
    自分の個人的な考えというだけのことです。
    わたくしは楽天的なのか割とポジティブな考え方ができている様ですよ。能天気とも言いますね。
    決して真似をしようなんて思わないでくださいね。こんな人もいるんだくらいでちょうどいいと思います。
    でも、いつもありがとう。
    体には気をつけて無理をしない様にしてくださいね。